長期優良住宅の構造見学会
いま住宅業界でもっとも話題のキーワードといえば、
やっぱり「長期優良住宅」でしょう。
業界誌を見ても毎号のように特集を組んでいたり、
昨日レポートした住宅事業者さんたちとの懇親会でも、
そこここと話しが出ていました。
「200年住宅」の頃から数えると2年以上が経ちましたが、
去る6月4日には「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行され、
100万円の助成金がおりる認定制度がスタートするなど、
新たな段階に突入しました。
とは言え、まだ始まったばかりの長期優良住宅。
業界人でも分からないことばかり。
草野も、まだ実際の建物を見たことはありません。。。
というときに耳に入ってきたのが、
リブネット・プラス提携工務店のスカイホームさんが、
長期優良住宅の「先導的モデル事業」として取り組んでいる現場で、
構造見学会を開催するという知らせ。
しかも、開催場所は愛知県愛西市。
草野の自宅のある津島市の隣町で、
カミさんの実家からは車で5分ほどの距離。
これは絶好の機会!ということで、
昨日見学にお伺いしてきました。
現場は先週上棟されたということで、2階は壁の取り付けが完了していました。
「構造見学会」ということで、説明パネルやサンプルなども置いてあり、
長期優良住宅の勉強をするのにももってこい!

たとえば、長期優良住宅の要件である「維持管理対策等級」では、
等級3をとるために、配管の点検・交換を
やりやすくするための配慮がなされています。

また、基礎のコンクリートを打つ際の「強度品質試験」の
様子がパネル展示されていたり。
ちなみに、スカイホームさんは、ソーラーサーキットなど、
高性能の住宅づくりを得意としていますが、
この建物も「HPパネル」という特殊なパネルを使った高性能住宅。
工場で生産された、断熱材と構造用合板が一体の「HPパネル」を
軸組みの間にはめ込むという構造のため、
気密断熱性や耐震性が確保される上に、工期も短く、
施工精度も上がるという、なかなか合理的な工法。
そのHPパネルも展示されていました。

ところで、この建物は先導的モデル事業ということで、
現在募集している認定制度よりも要件が厳しく、
たとえば木材は全て国産材を使っているとのこと。
また、この見学会も要件の一つで、構造見学会と完成見学会と
2回の見学会を開催しないといけないそう。
完成見学会は9月末頃の予定だそうですので、
興味のある方は見逃さないよう!
P.S.
昨日は尾張津島の天王祭り!
500年の歴史を持つこのお祭り、
草野家も見物に行こうと思っていたものの、
子供が寝てしまったので、
見物は来年にお預けとなりました。
その代わり、数年ぶりに復活した「花火」が、
なんとカミさんの実家のすぐ前で打ち上げられるということで、
家の前にて花火を堪能しました!


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