ハウスメーカーとの家づくり、建築家との家づくり
今朝は雨がパラつき、梅雨のようなジト~ッとした天候でしたが、
午後からはカラッと晴れ渡り、風が気持ちよかったですね!
そんな初夏の陽気のもと、本日のコンサルティングでは
「建築地を見て欲しい」とのご希望があり、
名古屋市内の住宅地にお邪魔してきました。
これまで1年ほどハウスメーカー数社と話しをしたものの、
なかなか思い通りのプランが出てこなかったので、
どうすれば思いが実現するのでしょうか? というご相談です。
このお客さま、家づくりのきっかけは
今のお住まいの目の前に建物が建ってしまい、
陽あたりが悪くなったこと。
それだけに、新居では日の光を楽しみたいとお考えなのですが、
建設予定地は旗ざお状。敷地周辺も建て込んでいるため、
陽あたりを良くするにはひと工夫が必要。
さらにこだわりを思いつくまま挙げていくと、
「それは出来ません」との返答が・・・
ハウスメーカーの家づくりの良さには、「品質や精度の高さ」が
挙げられるのですが、これは「工業化」によるもの。
家電製品や自動車のように、工場内の流れ作業で作られるため、
これまでの手作業による家づくりのような
バラつきが生じにくくなったからです。
そこには大量生産による「スケールメリット」も出てくるのですが、
その裏返しとして、工場設備を維持するためには
大量生産しないと採算が合わなくなるとも言えます。
そのためにハウスメーカーでは、日夜研究開発を行ない、
最新のマーケティング分析により、多くの人に好まれる、
言い換えると、たくさん売れる「商品」を開発しています。
そう、ひと言で言うと「商品」というのが、
ハウスメーカーの家なのです。
ですので、カタログに載っている商品そのままなら
リーズナブルで精度の高い家を手に入れることが出来ますが、
強いこだわりをお持ちだったり、条件に制約がある場合、
たとえば今回のように陽あたりが悪い旗ざお敷地のような場合には、
オプションの追加や、そもそも対応できないということも起こり得ます。
・・・といったことをお話しした結果、このお客さまは
柔軟性があり、アイディアが豊富な「建築家」と家づくりを進めることに。
次回のコンサルティングでは、たくさんいる建築家の中から
このお客さまにぴったりの方をご紹介することになりました。
さぁ、コンサルタントの腕の見せどころですね!
| ◆住宅会社選び | 20:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑