電器と電工
昨日、「松下電器産業が純利益30%増 22年ぶり最高益」とのニュースが流れました。
さすが「世界の松下」、売上が「9兆689億円」というとてつもない金額だけに、
住宅業界でも「松下」のお世話になることはたびたびです。
でも、これだけの規模になると、「松下」にもいろいろな「松下」があり、
ちょっと混乱してしまうこともあります。
本日は、工務店との見積調整中のMさまの打合せに同席しましたが、
その中でたびたび出たのが「“電器”ですか?“電工”ですか?」という言葉。
使用する建材や電器機器について、メーカーと品番の確認をするのですが、
住宅業界における「松下」には「松下電器」と「松下電工」と2つの会社があるのです。
この2社、現在は松下電工が松下電器産業の子会社という関係なのですが、
古くは戦前の分社にまで遡るというだけに、ちょっとややこしい間柄。
これまで一定の距離を保ってきたこともあり、松下電器が家電、
松下電工が住宅設備・住宅機器という棲み分けが一応されているものの、
2社間で同じような製品も発売されています。
本日の打合せでも「なんで同じグループ会社で似たような製品を
出しているの?? しかも、互換性も無いし・・・」という会話もありました。
松下電工が子会社になったのが2004年、それからまだ4年しか経っていないので、
このような混乱もあるのでしょうが、今後はより整理されていくのでしょう。
それまでは、皆さまもどうぞお間違えの無きように・・・
P.S.
ちなみに、松下といえば「ナショナル(National)」
「パナソニック(Panasonic)」というブランド名がありますが、
これらは今後「パナソニック(Panasonic)」に一本化されるようですね。
それどころか、今年の10月には社名自体が
「松下電器産業株式会社」から「パナソニック株式会社」に変更されるそうです。
(「松下電工」は「パナソニック電工」になるそうです)
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