住宅資金や住宅ローンを相談してよいFPの見分け方
岐阜県のハウジングセンターをはしごしてのセミナーでした。
テーマは「安心して家を建てるための5つのポイント」ということで、
これから家づくりをお考えの方向けにお話ししました。
5つのポイントの一つが、予算。
適正な予算を知ることで、
ローン返済で家計が苦しくなることが防げるだけでなく
家づくりがスムーズになるのです。
そこで、家づくりを始める前に、
まずは家計のシミュレーションをすることをお勧めしています。
・・・とのお話をしたところ、
参加者からこんなご質問が。
「いろいろなファイナンシャルプランナー(FP)がいますが、
どんな人にシミュレーションを作成してもらえばよいのですか?」
「そりゃ、わたくし草野でしょう!」と言いたいところですが、
セミナー講師としてお招きいただいているので、
中立な立場でこんな風にお答えしました。
ファイナンシャルプランナーもいろいろ。
そもそもFPの仕事は幅が広く、そのカバーする範囲は
日本FP協会HPのCFP(r)検索ページ

・ライフプラン
・老後・年金
・資産運用・投資
・不動産・住宅ローン
・保険
・税制・相続・贈与
と多岐にわたります。
ですので、まずはどの分野を得意にしているFPなのかが
重要になります。
例えば、資産運用が得意なFPに、住宅購入の相談をしても
あまり専門的な回答は期待できないでしょう。
そしてもう一つ重要なのが、
何を本業にしているFPなのかということ。
例えば、保険の営業マンであれば、
住宅取得の相談をしても
最終的な落としどころは保険になります。
FPによっては住宅の相談は集客のための看板に過ぎず、
家の相談はそこそこに、すぐに本業である
保険の話になってしまうこともあります。
極端な場合、自分の商品を売るのに有利になるように
シミュレーションされてしまうこともあります。
保険に限らず住宅ローンや不動産、株や投資信託など、
販売を目的にしたFPは、その商品の売り上げや手数料、
紹介料が収益になるので、相談料が無料のケースが少なくありません。
「無料相談」を謳うFPの場合は特に、
何が本業なのかを気を付けて下さい。
では、どうすれば住宅取得資金や
住宅ローンの相談が得意なFPを見つけることができるのか?
手っ取り早いのが、先にも挙げた
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の
CFP(r)認定者の検索サイト

CFP(r)とはファイナンシャルプランナー資格の
最高峰となる国際ライセンスで、このサイトでは
地域(都道府県、市区町村)、得意分野でCFPを検索できます。
また、FPの業務内容や事務所概要を見た時に、
そこに記載されている内容で、“本業”が分かります。
例えば、保険代理業とか生命保険募集人とあれば保険屋さん、
宅地建物取引業とあれば不動産屋さん、
フラット35取次とあればローンの販売が本業となるという訳です。
ファイナンシャルプランナーを探す際のご参考にして下さい。
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『家も家計も、定期的な点検を!』
『「家づくりは、まずFPに相談」という時代がくる?!』
| ◆マイホームの資金計画 | 21:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑