20代独身の家の買い方
ご相談者は、まだ20代の独身男性。
その年で家の購入を考えるとは、
なんとしっかりした人生設計をお持ちなのでしょう!
と、20代をチャランポランに過ごした草野は思ってしまいました。
それはともかく、もし自分が20代で独身だったらどうするか、
なんてお話しもしてしまいました。
当時は給料は安かったものの、一人暮らしでしたので
それなりにお金にも余裕がありました。
いまの暮らしと比べると、もう少し倹約していれば
もっとおカネが貯まっただろうに、と思います。
また、すぐに結婚する気も無く(←結婚相手がいなかっただけ?!)、
10年ほど気ままな独身生活を続けました。
すると、10年間に支払った家賃総額は600万円以上!
いま建築・不動産業界に身を置いていると、
安い中古マンションが買えたかも?!と思ったりします。
さすがに数百万円で買える中古マンションは、
築年数が古かったり、ワンルームや1LDKなど狭い物件ばかり。
とてもではないけれど一生住めるものではありません。
ただ、それなりに貯蓄もあったので、
仮にローンを組むにしても、毎月5万円も返済すれば
10年やそこらで返済も終わります。
低金利の今なら、700万円を借りても毎月6万円出せば
10年で完済です(変動金利0.7%の場合)。
しばらくは独身生活を続けるつもりでしたから、
ポンッと買っても結婚までは住み続けられそう。
結婚しても、子どもが生まれるまではそこに住んでも良いですし、
子どもが生まれて引越しすることになったら、
賃貸ししても良し、いっそのこと売却しても良し。
値上がりして売却益でウッホッホ!なんてことは期待できませんが、
支払った(つもりの)家賃が少しでも戻ってくれば御の字。
さすがに40を過ぎ、子ども二人を抱えて
そのような投資をするのはリスクを感じてしまいます。
でも20代の独り身だったら多少のリスクなど気にせず、
資産形成が出来たかなぁ、と今になって思うのです。
20代独身だと、仕事にしても結婚にしても、
不確定要素が多すぎます。
転勤や転職する可能性もあるでしょうし、
結婚相手によって住む場所が変わる可能性もあります。
そういう点では、まだ住む場所を確定するには
早すぎるかもしれませんし、
生活の変化に合わせた柔軟性も欲しいところ。
それでも家賃がもったいないから家が欲しいというのでしたら、
当面自分が住むためのマンションを中古で
買うというのも一つの方法でしょう。
若者特有のおカネの無駄遣いを防ぎ、
将来への選択肢が広がったかも・・・などと
四十路を越したおじさんは思うのでした。
(なんだかジジ臭いブログになっちゃった?!)
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