マイホーム購入お悩み相談室 | 名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

1000組の家づくり・家計改善をサポートしてきた住宅専門ファイナンシャルプランナーが、初めて家を建てる人のために、後悔しないマイホーム実現法を大公開!

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“消費者視点の家づくり”とは ~学生からのヒアリング~

先日、大学のゼミで消費者問題を勉強している学生さんが
話を聞きにやってきました。

人生の中で「ここぞという時の買い物」である住宅について、
どうすれば失敗しないかを研究しているのだそう。

そこで、実際の家づくりの現場で
どんな相談ややり取りをしているのかを聞きたいとのこと。

研究の成果として、
成功するための家づくりのツール作りまで行うのだとか。


・・・いやあ、素晴らしい!

学生の頃、遊び(というかサークル活動)ばかりやっていて
さっぱり勉強しなかった草野からすると雲泥の差!

で、現時点での研究成果を聞いてみたら、
それがまた、しっかりした内容でした。


例えば、「家づくりで失敗しないために
まずやることは何か」についての彼らの考えは・・・

「自分がどうなりたいかについて、よく考える」
ということ。

そのためには「自己分析をする」ことや
「本当に必要な情報を集める」ことが重要で、
そのツールとして「質問票」を用意していました。

これ、草野がいつも言っている
「新居での暮らし方(夢)をイメージすること」
と全く同じこと!

草野も150項目からなる、
家づくりのチェックシートを用意しています。


でも、彼らがある会合でこの研究内容を発表した時、
「そんなことより、建築のことを勉強することが先だ」
との意見が出たそう。

いやいや! それはどうよ?!

確かに、全く何の知識もない中
家づくりをするのは、リスクが大きいとは思います。

ただ、付け焼刃の偏った知識で
どこまで建築のことを理解できるのか・・・

最低限のことさえ知っていれば、
あとは専門家(住宅会社)に任せればよいのです。


家づくりの目的は、
今よりも快適な暮らしをすること。

その目的を分からず、
いたずらに建築のことを勉強すると、
「木を見て森を見ず」状態になってしまいます。

重要なのは、専門家が腕をしっかり振るえるよう、
何をしてもらいたいのかを施主として
いかに指示できるかということなのです。


下手に知識を詰め込み過ぎると、どうなるか。

例えば「高気密高断熱」の住宅が良いと思い込んでしまい、
コンマいくつのスペックを追求してみても・・・

そんな数値の差なんて、実際に住んでみると
ほとんど分からないものなのです。

スペックばかりに目をとられ、「これって住みにくいよね」
という間取りや動線になっては本末転倒。

まじめな人が時に陥りやすいワナです。
(住んでいる人が満足なら、それでも良いのでしょうが・・・
 知らぬが仏?!)

学生さん達に、そういった草野の考えをお話ししたら、
「わたしたちの考え方が間違っていないことが分かって
 安心しました」

と言ってもらえました。


でも、これって建築の専門ではない立場で、
消費者問題やマーケティングを研究しているからこそ出る
発想なのかもしれません。

この学生さん達は、今度住宅会社の人にも
話を聞くとのことでしたが、業界の人だと
また違った見解が出てくるかもしれません。

業界にはいろいろな意見があります。
(ノルマに追われた営業マンには
 利口な消費者は“面倒くさい客”に見える?!)

自分たちの信じることを追求してくださいね!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『誰でも用意できる 家づくりを成功に導くツール』
『家づくりは“家族づくり”』
『家はライフプラン次第』


| ◆マイホーム初めの一歩 | 22:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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実家の土地で家を建てる時に、まずやるべきことは

4月から東海3県各地のハウジングセンターにてお話ししてきた
「実家の土地の活かし方」セミナー

昨日の多治見ハウジングセンターでの開催で、
ひと段落つきました。

とても幅の広いテーマで、聞く人によって
興味のあるポイントがだいぶ変わります。

これまでの回では、偶然にも同じような
状況の方々が参加されたので話内容も絞ることができましたが、
最後の最後で、見事に参加者の状況が分かれました!

それぞれ子世代ではあるのですが、
これから実家で新居を計画する若いご夫婦と、
すでに自宅を所有し実家の処分をどうすればよいかという年配のご夫婦。

どちらにフォーカスするかで話す内容も変わりますが、
できるだけ両方をカバーしようとしつつも、
どうしても若いご夫婦向きの話が多くなってしまいました。


ただ、どちらにしても共通で
実家をいじる際に重要なことがあります。

それは相続を踏まえて計画を立てること、
そのためには兄弟や叔父叔母なども含めた
親族全員の合意を得ること。

これをしておかないと、早ければ計画段階で、
遅くとも相続の時に揉める可能性があります。


実際、昨日お電話で問い合わせがあった方は、
祖父の土地で新築をするということで、
住宅会社と工事の契約をしたものの、
祖父の了解を取ってなかったため、
話が止まっているとのこと。

これなどはボタンのかけ間違いのようなもので、
先に確認しておけば何の問題もなかったところ、
後から了解を取ろうとしたために機嫌を損ねてしまったのでしょう。

実家の土地で家を取るときは、
まずは関係者一同の合意をとること、それが大事です。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『実家の土地の活かし方は、人によって千差万別』
『家づくりは“家族づくり”』
『名義の付け方でトラブルになる?!』



| ◆マイホーム初めの一歩 | 19:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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実家の土地の活かし方は、人によって千差万別

先月末から来月初めまで、
東海地方各地のハウジングセンター8か所にて
同じテーマのセミナーでお話ししています。

そのテーマとは
「実家の土地の活かし方セミナー」

このテーマ、聞く人によって
期待する内容が大きく変わってきます。


例えば、子世代なのか、
その実家に住んでいる親なのか。

実家に将来住む人がいるのかどうか。

これまでの回では、
・実家の土地に単世帯を建てる子世代
・実家の土地で親と同居する新居を建て替える子世代
・実家が空き家になってしまい、その使い道に悩む子世代
・現在住んでいる家を継いでくれる子どもがいない親世代
といった方々にご参加いただきました。

たまたまですが、これまで7回行ったセミナーでは
全ての回で同じ立場の参加者が集まりましたので、
話はとてもスムーズでした。

むしろ、ある回では
実家を継ぐ子どものいない親御さんが数組集まり、
参加者同士でめちゃくちゃ盛り上がっていました。


実家、というか不動産の活かし方は、
 ・自分で住む(使う)
 ・人に貸す
 ・売る
の3つです。


住む人や跡を継ぐ人がいれば、
その使い方をどうすればよいかを考えます。

それが子世代であれば、
自分たちが住むための家をどう確保するかということで
建物の形態(単世帯 or 二世帯住宅)、
建築の計画(新築・建替・リフォーム)、
相続を踏まえた資金計画・名義等の話になります。

このパターンが一番話がしやすいですね。


住む人や跡を継ぐ人がいない場合。

アパートや駐車場で人に貸すといった話もありますが、
これは立地に大きく左右されますし、
不動産経営というのはけっこうな負担がかかります。

そういう点では売却するというのも一つの方法。

というか、少子高齢化で家が余っているご時世ですから、
今後、さらに家は売りにくくなります。

売れなくなる前に、多少安くてもよいから
処分してしまうという考え方もあるでしょう・・・


ということで、参加者によって話の中身が大きく変わる
「実家の土地の活かし方セミナー」。

次回は、今週末・6月3日(土)に岐阜県多治見市にて開催です。
皆さまのご参加お待ちしています!


          住まいづくりの第一歩セミナー
       多治見ハウジングセンターにて6月3日開催



 午前【 実家の土地の活かし方セミナー 】10:30~11:30
  高齢の親が所有する「実家」や「土地」を子どもが上手に活用する
  方法(建替え、増築、リフォーム、賃貸併用)を教えます。また、
  活用にあたっての資金計画や税制優遇、親族の合意の取り方、二世
  帯住宅の注意点についてもお話します。

 午後【 はじめての家づくりセミナー 】13:30~14:30
  この一冊で家づくりが丸ごとわかる「わが家の家づくりノート」を
  使い、「家づくりのポイント」「スケジュール」「資金計画」「土
  地探し」「展示場の活用方法」等を解説。家づくりをこれから始め
  ようという方に最適です。

  ・講 師  住宅相談センター 草野芳史
        (ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士、
         住宅ローンアドバイザー)
  ・日 程  6月3日(日)
  ・会 場  多治見ハウジングセンター センターハウス
        多治見市上山町1-4
  ・その他  参加無料、予約制
  ・問合せ  住宅相談センター


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『東海3県各地で開催“住まいづくり第一歩セミナー”のご案内』
『親が考えているほど子は同居を嫌がっていない?!』
『「実家の土地で家づくりするときの注意点」お話ししました』


| ◆マイホーム初めの一歩 | 22:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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誰でも用意できる 家づくりを成功に導くツール

昨日・一昨はハウジングセンターでにて
セミナー講師&相談会の相談員で、
個別相談も5組お受けしました。

数年前に一度ご相談いただいていた方が、
広告を見て改めてご相談にお越しくださったり。

土地探しのこと、資金のこと、住宅会社選びのこと、
名義のことなど、いろいろなご質問をお受けしました。


わざわざ相談会にお越しになるくらいですから、
皆さまとても熱心で、いろいろとご質問いただきます。

特に驚いたのが、ほとんどの皆さまが
ノートを開いてご相談に臨んでいたこと。

草野の回答を逐一ノートに書き込んで下さいます。
素晴らしい!


家づくりのご相談の場では、話が盛り上がってくると、
話題があちこちに飛んでいきます。

草野としてもよりたくさんのことをお伝えしようとし、
いろいろ話し過ぎて何を話したかも忘れてしまうことも・・・

これ、相談者の側からすると、
何を聞いたか忘れてしまうこともあるでしょう。

でも、お聞きになったことをノートに記録しておけば、
後で振り返った時にもちゃんと分かります。


今回のご相談者たちも、皆さま、
とても参考になったとおっしゃっていただきました。

単に聞いて終わりではなく、ノートを読み返すことで
実際の家づくりの場でも活かしていただけることでしょう!

家づくりを進める時にも記録をしておけば、
見たこと、聞いたこと、言ったことが分かり、
「住宅会社選びの注意点って、なんだっけ?」
「あのキッチンって、どのモデルハウスで見たんだっけ?」
「この要望って言ったはずだけど・・・」
「何で間取りをこんな風に変更したんだっけ?」
といったことが無くなります。

ぜひ一冊家づくりを記録するノートをご用意ください。
誰でも用意できる、家づくりを成功に導くツールになりますよ。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『お役に立っている! 可児にてセミナー&相談会してきました』
『LINEで、住宅会社との“言った、言わない”を防ぐ』
『「家づくりはあなたに任せた」は要注意?!』


| ◆マイホーム初めの一歩 | 21:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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いくら出せばどんな家が建てられる?

先日、これから家づくりを考えようという方からのご相談がありました。

土地をお持ちでないので、土地の購入価格を含めて、
いくら出せばどのような家が建てられるのか?とのご相談です。

ただ、なかなか難しご質問です。

どのような場所で、どのような家を希望するかによって、
建てられる家も大きく変わってくるからです。


土地をお持ちでないので、選択肢としては
 1)土地購入 + 注文住宅
 2)建築条件付土地購入 + 注文住宅
 3)建売住宅
 4)中古住宅
の4つが挙げられます。

新築が良いのか、中古でも良いのかによって選択肢は変わりますが、
新品が良い、もしくは自分好みの家にしたい、ということなら
土地(建築条件付)購入 + 注文住宅になります。


そうだとして、どのような土地を希望するのか?
立地、環境、大きさ、学区・・・ほかにもいろいろな条件があります。

基本的に人気エリアだったり立地が良ければ価格も上がり、
名古屋市内でも坪単価30万から100万超まで
大きく開きがあります。

予算総額が5000万円だとして。

もし、坪単価80万円のエリアであれば、
建物を3000万円と想定し、土地の諸費用も引けば、
土地は24坪で1920万円といったところでしょうか。

24坪では建ぺい率60%・容積率200%すると、
40坪の建物だと3階建てになります。

でも3階建てはイヤ! となると、
予算を上げるか、建物のグレードや面積を抑えるか、
もっと安い土地を探すか、となります。


これはごく一例ですが、土地について、
建物について、いろいろなご希望があるはずです。

その希望を出し切って何を優先するかが見えないと、
いくらでどんな家を建てられるかも見えないという訳です。

で、コンサルティングの場では「どんな家に住みたいですか?」
とお聞きしていくのですが・・・


今回お越しになったのは、お母さま。

息子さんご夫婦の家づくりへの資金援助のご相談でしたが、
親としていろいろ気になるよう。

ただ、あくまでお建てになるのは息子さんご夫婦。
建てるご本人にお聞きしないと話も進みません。

ということで、この日は一般論でとりあえず終了となりました。

より具体的なお話ができるよう、ご相談には
お建てになるご本人と一緒にお越しいただくことをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『家づくりは“家族づくり”』
『土地選びで迷わないためにやっておくべきこと』
『「家づくりはあなたに任せた」は要注意?!』



| ◆マイホーム初めの一歩 | 20:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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