マイホーム購入お悩み相談室 | 名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

1000組の家づくり・家計改善をサポートしてきた住宅専門ファイナンシャルプランナーが、初めて家を建てる人のために、後悔しないマイホーム実現法を大公開!

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ハウスメーカーとは違う、工務店ならではのアフター対応

昨日は、3~4年前に家づくりのサポートした方お二組から、
入居後の家計のご相談がありました。

家づくりは、家が出来て終わりではありません。
そこから新たな暮らしが始まります。

新居でいかにより世暮らしをするかが、
家づくりの目的とも言えます。

家の計画時には、しっかりライフプランをもとに
家計をシミュレーションしておきましたが、
実際に新居ができてみたら、想定とは違っていたり、
家族に変化が出たりということもあります。

定期的な家計のチェックは欠かせません。

例えばお一組のご相談者は、住宅ローンの金利低下に合わせて、
借り替えのお話しになりました。


家計のお話し以外に、その後の住み心地や
建物のメンテナンスのお話しもお聞きしました。

お二組とも快適に暮らしているとのことで、何よりでした。


特に、印象的だったのが工務店の対応。
この工務店は、家族経営の小規模な会社。

主な対応は社長自身が行うのですが、
社長自身が建築のことから何でも分かるので不具合への対応が早く、
社員との風通しも良いのでご相談者も安心とのこと。

建物の手入れの仕方なども丁寧に教えてくれるとのことで、
適切なメンテナンスができます。
建物への愛着がさらに湧きますよね。

さらに、隣地でマンションが建設された際には、
その対策をいろいろとアドバイスもしてくれたとのこと。

大手ハウスメーカーのような組織的なサポートも安心感がありますが、
担当が何人に分かれたり、対応が遅かったりということもあります。

設計段階から施工、そしてアフターまで
同じ担当者が面倒見てくれるというのは、
大手ハウスメーカーには無い小さな工務店の良さ。

こんな点も住宅会社選びの判断材料の一つだったりします。


家計にせよ建物の維持にせよ、一生続きます。

家づくりの際にはそのことを十分踏まえて
検討することをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『細かな要望に応じてくれない住宅会社の見極めポイント』
『家づくりは“家族づくり”』
『建てて終わりではない 長く付き合える住宅会社選びを』


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|  |-工務店 | 22:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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“丼勘定”の一式見積の工務店との付き合い方

本日は大垣中日ハウジングセンターにて
家づくりのセミナーと個別相談会でした。

セミナーは、午前が
『どれを見る? 自分に合ったモデルハウスの選び方・探し方』
午後が『どう借りる? 住宅ローンのABC』
の二講座で、通しでご参加いただいた方もいました。


また、セミナーの合間には個別相談も実施しましたが、
その中こんなご質問がありました。

「工務店の見積が、内訳のない“一式”見積になっていますが、
 これってどうなのですか?」


間取や設備を変更しても丼勘定で金額が提示されてしまい、
少々不審に思っていらっしゃるよう。


今時めずらしいです。かなり昔気質の工務店ですね。

これだけネットで情報が出回るようになり、
昔のような丼勘定では消費者側の理解を得られません。

たいがいの住宅会社では、程度の差こそあれ
見積の内訳(明細)を提示しれくれるもの。

「こんな工務店、信用できないからお断りだ!」
で済むなら問題ないのですが、
見積以外の対応は信頼できるから迷うのだそう。

さて、どうしたものでしょうか?


一式見積の丼勘定ですが、基本的にはお勧めしません。

内容が不明瞭で、後で「言った、言わない」
といった問題が起こりやすいからです。

が、悪い面だけではありません。

例えば、あまり細かく積算して見積すると、
どうしても金額が高くなりがちなのです。

ある程度は概算で金額を出すことを許容したほうが
良いケースもあります。


また、こういった工務店は職人気質でもあり、意気に感じると
思ってなかったほどのサービスをしてくれることもしばしば。

完成後も家族ぐるみでの付き合いが続くこともよくあります。

あまり細かい点が気にならず、
人情味あふれる付き合いが好きなば、
こういった工務店で家を建てるという選択肢もアリでしょう。

(逆に、細かい点にこだわる人や、いろいろと比較検討したい人は
 止めておいた方が無難です)


ただし! やはりトラブルなどのリスクはあります。

気の良い職人だけに、何かあってもしばらくは
我慢して付き合ってくれますが、一線を越したら
関係修復が不可能なほどもつれる可能性もあります。

そうならないためには、施主の側が先回りして
気になる点をチェックしなければなりません。

相手はプロだからと、ハウスメーカーのような
至れり尽くせりの対応を期待すると、トラブルになります。


例えば、仕上げや設備などの仕様は、
言われなくても自分から確認するようにしたり、
建物以外でかかる付帯工事や諸費用などもしっかり確認しましょう。

また、この手の工務店は、資金計画(住宅ローン)や
税金なども不得手な場合が多いですので、
必要に応じてFPなどの外部の専門家に相談するのもありでしょう。


うまく進めば、極上のの材料を使ったこだわりの家が、
驚くほど安くできる可能性もあります。

パートナーとして工務店の力を引き出せるかも
施主次第といっても良いでしょう。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『“大手ハウスメーカーだから安心”の落とし穴』
『契約後の予算オーバーを防ぐために』
『知り合いに家を建ててもらう時の注意点』


|  |-工務店 | 21:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小さく建てて豊かに暮らす ~延床24坪のびおハウス~

本日は名古屋市緑区の工務店・オザキ建設さんの
モデルハウスにお邪魔してきました。

オザキ建設さんは、自然素材を使った
外張り断熱の高気密・高断熱住宅を得意とする工務店。

一棟一棟気密測定試験も行うなど、
丁寧な家づくりを行っています。

そのオザキ建設さんが昨年建てたのが、
「びおハウス」というモデルハウス。

「100年生き続けるボディをつくる」ために
耐震等級3や省エネ等級4といった基本性能に加え、
「小さく建てて豊かに暮らす家」がコンセプト。

いったいどのような建物なのか、楽しみに伺いました。


こちらが外観。

外観

建物が植栽やアプローチ、デッキと一体になって、
街中とは思えない風情を醸し出しています。


緑豊かなアプローチを奥に進んで玄関へ。

玄関

このウッディな玄関、実は賃貸用の玄関扉に木材を取り付けたもの。
斬新(?!)なアイディアですが、周りとよく馴染んでいます。


さて、玄関を入ります。

実はこのびおハウス、30坪の敷地に総二階建て
延床面積24坪という、コンパクトな造り。

1階の床面積はわずか12坪ですが、一体となる
リビングダイニングキッチンは実際の広さ以上の広がりを感じます!

LDK

壁の和紙クロスや、造作の収納が
ナチュラルですっきり見せています。

キッチンカウンター

壁面収納


ちなみのこのダイニングテーブルも大工さんのお手製。
引き出し付です!

ダイニングテーブル


浴室内も含め、水回りも木がたっぷり使われています!

水回り


リビングから吹抜けに面する階段を上がると、
2階は間仕切りのないワンルーム空間。

2階

将来の家族構成の変化に合わせて、自由に部屋を区切れます。

実は、この2階で8月7日に草野が
「銀行が教えてくれない 有利な住宅ローンの選び方」
のセミナー講師をさせていただくことになっています。

本日は、その打合せと下見なのでした。


わずか延床面積24坪でも、間取りの工夫で
十分な広さと快適さを確保できます。

ちょうどセミナーの1週間前、
今月30日・31日には見学会も開催されます。

コンパクトな家をお考えの方、
高気密高断熱住宅に興味がある方など、
ぜひ実際のお宅をご覧になって下さい!


また、このモデルハウスは、単なるモデルハウスではなく、
将来売却も予定しているとのこと。

地下鉄桜通線神沢駅徒歩3分という抜群の立地に、
静かな住宅街という良好な環境です。

このエリアで建売住宅をお探しの方もどうぞ!



      ~ 小さく建てて豊かに暮らす ~
       びおハウス「神沢の家」見学会



日 時:7/30(土)・31(日)

会 場:名古屋市緑区神沢1-1518(地下鉄桜通線「神沢駅」から徒歩3分)

問合せ:株式会社 オザキ建設
    〒458-0009 名古屋市緑区平手南二丁目410番地
    Phone:052-877-8200
    Facsimile:052-877-8201
    http://www.ozakikensetu.co.jp/model.html


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『オーダーキッチンのショールームで日替わりシェフのランチ』
『昭和区御器所周辺に、個性派ショールーム2軒オープン!』
『開かない扉?! 高気密高断熱住宅の気密測定』



|  |-工務店 | 20:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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提案力とコストのいいとこどり?! 建築家と連携している工務店

昨日のご相談では、
建築家との家づくりのお話しが出ました。

建築家との家づくりにでは、建築家が図面を書き、
数社の工務店から見積を取り、
工務店を選定するという流れになります。

このように設計の専門家に設計を依頼することで
 ・デザインや間取りなど高い提案力
 ・敷地や予算などの合わせた柔軟性
 ・設計と施工の分離による品質チェック
などが期待できます。

ただ、逆に
 ・デザイン優先によるコストアップ
 ・手間や時間がかかる
などのデメリットも挙げられます。

建築家で家を建てるということは、
こだわれる分、手間ヒマやおカネがかかるということですね。

そこで、別の選択肢として、
建築家と連携した工務店で建てるという方法をお話ししました。


工務店の中には、外部の建築家と提携して
デザイン性に秀でた家づくりをしているところがあります。

この場合、工務店が元請けとしてコストや工程管理をしながら、
建築家の提案力を活かした家づくりが期待できます。

いわば建築家の“暴走”を抑えながら、デザイン(提案力)と
コスト・手間のいいとこどりをしていると言っても良いでしょう。


主導権が工務店にあるため、
施工のやりやすさなど、工務店の都合に左右されたり、
第三者としての施工監理もあまり期待はできません。

それでも建築家にいきなり声をかけるよりも敷居が低い点も含め、
手間や予算の点で建築家に設計監理を依頼するのに腰が引ける方には、
選択肢の一つとしてあっても良いでしょう。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『建築家はランドローバー、ハウスメーカーはミニバン?!』
『設計と施工を受ける工務店 施工のみを受ける工務店』
『社員建築士と外部建築士 どちらに設計して欲しい?』



|  |-工務店 | 21:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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設計と施工を受ける工務店 施工のみを受ける工務店

昨日は、住宅会社選びについてのご相談があり、
その中で工務店についてのお話しが出ました。

工務店とひと口に行ってもその中身は千差万別ですが、
大きなくくり方として、設計と施工をどのようにやるか
というものがあります。

実は、ここを見誤ってしまうと、
工務店だから家を建ててくれるだろうと思って門を叩いてみたら
門前払いにあう、何てことも起こり得るのです。


通常、工務店だけでなくハウスメーカーも含めて、
設計と施工を一社で行うのが一般的。

でも、中には自社では設計をせず、
もっぱら外部の建築家が設計した物件を競争見積で受注し、
施工のみを行うという工務店もあります。

そういう工務店は自社で設計を行なわないだけでなく、
一般の消費者向けに営業をする訳でもありません。

ですので、直接家づくりの相談に行っても、
門前払いということはないでしょうが、
知合いの建築家を紹介されたりするかもしれません。


このような施工専門の工務店は、
普段、建築家が設計する難易度の高い住宅に慣れているため、
施工能力も高いのが一般的。

ただ、その分、ローコスト住宅はあまり得意とは言えないので、
「工務店だからハウスメーカーより安く建てられるだろう」
と思って話をしても、ちぐはぐなことになりかねません。


ちなみに、施工専門の工務店という点では、
ハウスメーカーなどの下請け専門という工務店もあります。

こういう工務店は、値段も比較的安いことが多いですが、
顧客対応は元請けがを全てやってくれるため、設計力だけでなく、
資金や土地など、施工以外のフォローも弱い可能性があります。


実際のところは、施工専門の工務店に
一般の人が家づくりを頼むということはほとんどないでしょうが、
そのような工務店が親戚や知人にいるということはあるでしょう。

話の成り行きで、そのような工務店に頼むこともになりそうなときは、
少し冷静に考えた方が良いかもしれませんよ。


(中には、自社での設計施工と、外部の建築家の物件の施工の
 両方を行う工務店もあります)


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅会社を決めるということは、希望の家づくりを再確認すること』
『社員建築士と外部建築士 どちらに設計して欲しい?』
『建築家住宅の施工会社の選び方』


|  |-工務店 | 20:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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