マイホーム購入お悩み相談室 | 住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

1000組の家づくり・家計改善をサポートしてきた住宅専門ファイナンシャルプランナーが、初めて家を建てる人のために、後悔しないマイホーム実現法を大公開!

≫ EDIT

建築家住宅の見学ツアー(後編)

昨日に続き、建築家住宅の見学ツアーのご紹介です。

貸し切りバスに乗って着いたのは、
豊田市のコチラの建物。

外観

佐々木勝敏建築設計事務所の佐々木勝敏さんが設計した
佐々木さんの自邸「竪の家」です。

JIA東海住宅建築賞の優秀賞受賞の建物で、
外に閉じた“黒い箱”が印象的です。


こちらの玄関を入ると・・・

玄関


中に入ると、天井まで抜けた大空間!

吹抜け

1階の突き当りには坪庭があります。

坪庭

敢えて細長いカタチにすることで、
面積や広さではなく、奥行きで空間の広がりを実現しています。


1階にはキッチンとダイニングも。

ダイニング

ダイニングの窓も最小限で、
敢えて高さを抑えています。

窓が少ないにも関わらず建物全体が明るいのは、
吹抜け上部にハイサイドライトがあるからです。


こちらの階段を上がっていくと・・・

階段

2階の浴室です。
シンプルでオシャレ!

浴室


ご覧の通り、建物の中を建具や壁で仕切っていないので、
とても開放的で広く感じます。

家族ごとのスペースはありますが、
緩やかに家の中が繋がり、
「個室」という概念はありません。

この空間も、各居室における状況を検証し
居室ごとの最小必要幅を導き、
そのなかで最も大きな数値を全体に適用したとのこと。

その検証結果は、こちらのHPに詳しく記載されています。


これだけの大空間だと気になるのが、夏の暑さと冬の寒さ。

断熱材は普通のグラスウールですが、、
夏でも午前中はエアコン不要で、
冬も14度を下回らないとのこと。

昨日ご紹介した「nagono no mise」同様、
窓が少ない分、外気の影響を受けにくく、
容積があるので温度が変化しにくいのでしょう。


一般的な家だと、窓をたくさん設けて採光を取り、
個室を設けてプライバシーを確保します。

が、屋外からの暑さ寒さの影響を受けやすくなり、
区画される分狭く感じることもあります。

住宅や建築は、もっと自由に発想して良いのですね。


        ◆ ◆ ◆


そして3軒目が、知多市にある「長浦の家」。

中部建築賞やすまいる愛知住宅賞、愛知まちなみ住宅賞受賞で、
服部信康建築設計事務所の服部さんの設計です。

外観-1


前2軒と違い、こちらは建築家の自邸ではなく
一般の方のお宅で、それも築17年経っています。

その間、暮らしの変化に合わせて家にも手が加えられていますが、
それが実にしっくり馴染み、風格を出しています。

新築時にコーディネートされた家具や照明も
手入れして大事に使われています。

見学者一同口々に言っていたのは、
「いくら建築家が工夫を凝らして設計をしても、
 その建物が活きるかはそこで暮らすお施主様次第」
ということでした。


なお、前の2軒と違い、
こちらのお宅はLDKが外に開かれています。

リビング

でも、これだけオープンでも、
ベランダにある格子や道路との角度により、
部屋の中はほとんど見えません。

外観-2

外観-3

やっぱり建築家の設計する家は、
細部まで気配りが行き届いています。


この日は関西からも建築家がツアーに参加し、
総勢50名ほどでしたが、ツアー終了後は
参加者一同で懇親会となりました。

夜遅くまで、興味深いお話しが聞けました。

やっぱり建築家の設計する家って、いいですね!

 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『“設計の標準化” 建築家・伊礼智さんのお話し聞きました』
『建築家はランドローバー、ハウスメーカーはミニバン?!』
『~ビルトインガレージとペットルームのある家~ Tさま邸訪問記1』



|  |-建築家 | 18:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

建築家住宅の見学ツアー(前編)

お盆ですね!
皆さま、いかがお過ごしですか?

草野は、お盆期間中は遠出もせず、
ゆっくり過ごしています。

このところ久しぶりの雨が降るなど、
いっときほどの暑さではありませんが、
そでも暑いですね!

熱中症にはお気をつけください。


さて、お盆休み前のお話しですが、
建築家住宅の見学ツアーに参加してきました。

日本建築家協会(JIA)主催で、
名古屋周辺の著名な建築家の設計した住宅4軒を、
設計した建築家自身の案内で見学してきました。

各種建築賞を受賞している住宅で、
さまざまな驚きと発見がありました。

そこで、本日はその中から3軒をご紹介します。


まず1軒目。

地下鉄国際センター駅からビル街を抜けて徒歩数分。
四間道や円頓寺商店街にもほど近い
路地を進むと見えてくるのがコチラ・・・

周辺

古い町屋の隣に、シャープな三角の建物が!

外観

中部建築賞やJIA東海住宅建築賞を受賞した、
ワーク・キューブの吉元学さん設計の吉元さんの自邸、
「nagono no mise」です。


建物の手前の透明な三角形は、温室用ビニール。

ビニールハウス

ちょっと変わった空間ですが、
見て楽しむためだけでなく、
道路と室内との緩衝帯として
プライバシー確保の目的もあります。

ちなみに、温室用ビニールだと建築物ではなく
農業用設備になるため、防火などの規制外なのだとか。
サンルームなどを設ける時にも使えるアイディアですね。


建物の中に入ると、1階はLDKと水回り。

浴槽

オシャレな浴槽にシャワーですが、
区画されておらず、LDKとつながったオープンなつくり。


二階に上がる階段は収納になっており、
まるで昔の階段箪笥!
将来移動できるように、可動式になっています。

階段


二階は寝室と書斎。

寝室-1


敢えて西側にしか窓を設けていませんが、
意外と明るさがあります。

南に窓があれば良いという訳ではなく、
建物単体だけでなく、まわりの環境を踏まえて設計することで、
より建築の可能性が広がるとのことでした。


ロフト状の書斎スペースから見下ろしたところ。
構造の木材が印象的です。

寝室-2


ご覧の通り、建具はほとんどなく
建物全体がワンルーム空間になっています。

これだけ大きな空間だと、夏暑くて冬寒いかと思いきや、
充分な断熱材と熱交換型の24時間換気とで、
夏はエアコン1台で26度を保てるそう。

たしかに、室内の容積が大きい分、
いったん快適な温度になってしまえば、
熱しにくく冷めにくくなるのでしょう。


非常にフレキシビリティのある空間で、
前述の通り階段を撤去できるなど、
将来、店舗にすることも想定しているとか。

名古屋駅にもほど近い立地ということもあるのでしょうが、
建物の機能を限定しないことで、
将来にわたって使い続けられる建物になっています。

なかなか思い至らない発想は、
やっぱり建築家ならではですね!


・・・と、ここまでで長くなってしまいました。
あとの2軒は次回にご紹介します。

なお、この「nagono no mise」には
Facebookページがあります。
詳しくはコチラをご覧ください!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『建築家が開いたアンティーク雑貨屋さん』
『建築家選びのポイント・・・ 施工監理はどうしている?』
『~落ち着く空間 ボックス席のダイニングテーブル~ U様邸ご訪問』



|  |-建築家 | 23:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

倉庫の中は・・・ 怪しくファンタジックな輸入古道具屋さん!

本日も暑いですね!

午前中は名古屋市中川区の新築の完成検査で
床下に潜っていましたが、汗がダラダラでした(^^;

塩分補給も兼ねて、現場近くの二郎系ラーメンにて
ランチを済ませ、帰り道をぶらぶら歩いたいたら、
その通り道、オッと目を引くお店がありました。

何やら倉庫っぽい建物の壁には
“anteique products”の文字。

外壁


入口はこんな感じ。

入口


中に入ると・・・

エントランス


階段を2階に上がると・・・

2階-1


思わず、うぉっ、と唸ってしまいました。

場所は笹島の運河そばで、
お店の建物自体も築70年ほどの古い倉庫。

2階-4


隠れ家か迷路っぽく、宮崎駿の映画に出てきそうな
怪しくファンタジックな雰囲気。いいですね!

2階-2


店員さんにお話しを聞くと、
海外からアンティーク家具や道具を直輸入しているそう。

2階-3

1階-2


家具やインテリア雑貨だけでなく、建具などの古材もあり、
さらに古材を活かしたオーダー家具も作っているそうで、
プロの建築事業者も来るそうです。

建具

ドアノブ


ささしまライブからも徒歩で行けます。
建築やインテリアな興味のある方は、ぜひ覗いてみて下さい!


STORE IN FACTORY
名古屋市中川区百船町5-6
052-351-5059
http://www.storeinfactory.com/


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『建築家が開いたアンティーク雑貨屋さん』
『大名古屋ビルヂングに166の無垢フローリング材が大集合!』
『オシャレな雑貨と家づくりのイベント開催中!』


|  |-間取りとデザイン | 15:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ユニット工法の盲点?! 上棟時の組み立て

本日午後1時54分、名古屋は40度を越しました。

その時、草野がいたのは・・・
炎天下の上棟現場!

朝8時から現場に張り付いて、
上棟の経過を確認していました。

水筒に冷たい水に、さらに2リットルのペットボトルの
スポーツドリンク、そして塩アメを用意して臨み、
何とか無事検査は終了しましたが・・・

いや~、暑かった!


職人さんたちも、
「今日、めっちゃあつい!」
「いくら水飲んでも足りない!」
と大変そう。

草野は見ているだけなので職人さんに比べれば
まだ楽ですが、それでも暑い!


これだけ暑いと、職人さんたちの負担も相当なもの。

現場監督さん曰く、
「通常では3時くらいにはあらかた作業が終わるけれど、
 この暑さで安全のために休憩を多めにとると、
 夜7時くらいまでかかることもある」
とのこと。

安全第一、ムリは禁物。
でも、いったいいつ終わる?!


普段、上棟中の現場に立ち会うことは少ないのですが、
今回立ち会ったのは、大手ハウスメーカーの鉄骨造ユニット工法だから。

ユニット工法は、工場で80%ほど建物の組み立てを済ませてしまい、
各ユニットをトレーラーに積んで運んできて、
クレーンで組み立てていきます。

精度の高さと現場での施工期間の短さが特徴。

安定・快適な工場で作ることで、
確かに施工精度は高くなります。


ただ、建物全体を組み立てるのは施工現場ですし、
建物の基礎コンクリートは現場打ち
工場生産ほどの精度は出ません。

万一、精度の悪い基礎の上に精度の高いユニットを載せたら・・・
ガタガタになってしまいかねないのです。

無理やり建物を組み立てようとすると、
例えばアンカーボルトを切断したり、
基礎をはつったりなんてことも、現場で行われることも。。。


でも、それでは所定の性能が出ません。

「工場生産率80%」「精度が高い」といった言葉には
意外な盲点があるのです・・・

そこで、現場に張り付いて、
組み立ての一部始終をチェックしていた、という訳です。


幸い、基礎の精度も良く
(草野は基礎の配筋検査も行っています)
ユニットもぴったり納まります。

スムーズに組み立ても進み、一部始終を確認後、
2時過ぎには現場を退去することができました。

いやいや、まさに記録的な猛暑だったので、
はやく終わってくれて助かりました!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『“間違ってないけど、しっくりこない・・・” 基礎配筋検査にて』
『“大手ハウスメーカーだから安心”の落とし穴』
『木造・鉄骨造・RC造でコストはどれくらい違う?』


|  |-建築現場の注意点 | 22:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

親子が喧嘩せず暮らせる二世帯住宅の建て方

本日は、午前中が大垣市、午後が可児市と、
岐阜県内のハウジングセンターにて
二世帯住宅のセミナーで講師をしてきました。

二世帯住宅というのは、単世帯住宅に比べて
関係者が増える分、選択肢が増えます。

そこで本日は、二世帯住宅ならではの税制優遇の受け方、
そして二世帯住宅だからこその資金計画の立て方など、
将来にわたっておトクな二世帯住宅の建て方をお話ししました。


ただ、一点強調したのは、
税制優遇が受けられるからとか、
おトクだからといった理由で二世帯住宅を建てるのは
本末転倒だということ。

二世帯住宅を建てるのは、親子二世帯が
仲良く快適に暮らすこと
が、第一の目的のハズ。

その目的を忘れて、税制優遇や補助金目当てで
いらないものを付けたり、使いにくい家になったり、
それが原因で喧嘩して別居した、なんてこともあり得ます。


結局、二世帯住宅で一番に考えなければいけないのは、
二世帯が快適に暮らせる“距離感”なのです。

その距離感に合わせて、完全分離だとか一部共有、
完全分離など、建物の形態が変わってくるのです。


それに付随して本日お話しした中で、
特に参加者からご質問があったことをご紹介します。

それは、計画段階で二世帯の適切な距離感を考える時、合わせて
新居完成後の暮らしのルールを決める、ということです。


例えば、浴室が二世帯共有の場合、
その掃除は誰が行うのか?

子世帯が共働きだと、得てして親、
特に母親がお風呂掃除つを担当することがあります。

でも、母親一人に掃除を押し付けると、
不満がたまってしまいかねません。

そんなことにならないよう、あらかじめ二世帯間で
暮らし方のルールを決めておくのです。

掃除であれば、共有部分の掃除、
例えば前述の浴室、トイレ、玄関、キッチン。
さらに庭の手入れなんかもあります。

掃除以外の家事では、料理や洗濯もあります。


生活費の負担方法も決めておきたいところ。

例えば食費だったり、電気・ガス・水道といった公共料金、
固定資産税や火災保険、自動車の経費なんてのもあるでしょう。


もう一つトラブルになりがちなのが、
子育てや子供の教育方針

勉強の指導だけでなく、おやつやお小遣いの与え方、
テレビゲームの時間なんてのもあります。

おじいちゃん・おばあちゃんが孫を甘やかしてしまい、
親がストレスになるなんてこともありますし、
逆に孫の世話を頻繁に押し付けられた
祖父母にストレスが溜まるなんてこともあります。


二世帯住宅を計画する時には、
完成後の二世帯の暮らし方や関係性をイメージし、
適度な距離感が取れる間取りやルールを考えて下さい。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『二世帯住宅の賢い建て方って? セミナーにてお話しします』
『同居や二世帯住宅に追い風! 三世代同居対応住宅の優遇制度が創設』
『二世帯住宅建てるなら“音”にご注意』


|  |-間取りとデザイン | 23:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT